メモリーズ~I


「美沙ちゃんの・・・・。」



そう言って、携帯を素直に返した。





あたしはすぐ美沙の元に走っていった。




「携帯あったよ~ん」



「あ、ありがとう・・・・。」







美沙がまた・・・・暗い。





「華野は・・・・翔人くんと
あんなに仲が良くて、羨ましいなぁ・・・。」





「はい?仲がいい・・・?


やめてよ~」



「なんで、翔人くんの事イヤなの?」



「だって・・・・ちょっと
ムカつくし・・・それにっー!!」




「それに?」




「それに・・・・・・・」




やっぱ何でもない。




そう言って話を終わらす。
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