メモリーズ~I



そうだよ。って言ったら


もう・・・・やめてくれるかな?





「うん・・・・・俊哉だけ。」




「そっか。」










翔人は顔をうつぶせた。






あたし達の会話が聞こえてたのか


お母さんの声がどんどん近づいてくる。




「かの~そこにいるの~?」




あたし達がいる所にとうとう来た。





暗くて見えないから、ばれないだろう。





っとその時




「っー・・・・・・。」


あたしの頬を手が包む。



唇に・・・・・・何かが重なってきた。




勢い良くあたしの唇を奪うと

一瞬で口に触れるだけの・・・・キス。

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