メモリーズ~I
あたしは便箋をゆっくり
取った。
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華野。
久しぶり。
華野がこの手紙を読んでる頃には
あたしはもう・・・・・この世に
いないかな。
華野とは、小さい頃から
ずーっと一緒にいたね。
あたしの大事な 大切な親友。
そんな華野の事を
好きな人がいます。
あたしは、急に独りぼっちになったみたい。
翔人くんの事・・・・大好きなの。
心から、心から大好きだった。
でも・・・この恋も叶わないの。
あたしがどんなに翔人くんに
好きだからって言っても
友達でいたいって言われたよ・・・。
華野?
翔人くんはね
華野の事が大好きだよ。とっても!!
とっても・・・・・。
あの日の放課後・・・呼び出されたのは。