メモリーズ~I
「え・・・・?」
あたしには今、純が言ったことが理解できない。
「華野、純は今日からあなたの
弟になるの。」
お母さんも言った。
「・・・・・?」
「純を育てていたおじさんが
遠くへ行くことになって
純をここで育てることにしたの。」
「純・・・・を?」
「華野姉ちゃん、ぼくがいたらイヤ?」
うる目で聞いてくる純。
「んなわけ、ないじゃん。
超、嬉しい。」
「えへへ~/////」
純は あたしの悲しみを
吹っ飛ばしてくれる。
傍にいて、励みになる弟。