メモリーズ~I



「大スキな翔人意外には
手は握らないんだ~。」




「そんなんじゃないよ。」





「じゃあ、ほいっ。」





また手を差し出してくる。






「そんなに握手がしたいの?」





「うん、したい。」




「へんなの。」





‘ほら、早く’とでも言うように
アゴで手をさす。






「.....っ。」





握手する前に手を握られた。





力強く握られたおかげで

手が・・・・痛い。







「ごめん、握りすぎた。」



ケラケラ笑う泰悠。
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