メモリーズ~I
少しずつ
まぶたが膨らんでる月
そうとう泣いて疲れてる。
「一日側にいてくれて
ありがとう。」
「うん、大丈夫。」
月にかける言葉がみつからない。
「あたし.....ふられたと同然だ。」
月は悲しげな顔をしてそう言った。
「まだ、告白してないじゃん
なんでそんな事言うの?」
「だって....あたしの事なんとも
思ってないんだよ?
それって 片思いじゃん。」
「片思いが 両思いになるって事だって
あるよ。」
「ないよ....。」
ムっ..。あたしはムカついた。
「そんなの分からないじゃん
月が勝手に思ってることだよ
華乃はそんな月......大っ嫌い!!」