メモリーズ~I
あの日だけ 雨がふる事が おおかった。
しかも、やむどころか さらに
激しく 降っていた。
「雨はあたしを暗くして。
あたしは雨みたいに 周りを暗くする。」
雨は、あたしに 悲しい出来事が
起きると。
お母さんのこと。
知らせてくれてたのかな?
そう、考えていると。
ふと空を見上げた。
夜空の星が きらきら
輝いてる。
「きれ・・・・・・・い。」
なぜかな?
あたしは こんなにも悲しいのに、
夜空は 輝いてる。
あの日の一夜の雨が 嘘のように・・・。
星をみた あたしは・・・。
まぶたが 重くかんじた。
少しずつ・・・暗くなっていく・・・視界。