メモリーズ~I






「お前さ....。」






あたしは一瞬で頭が真っ白になった


だって....翔人が  ‘お前’って





今まで...‘華野’って呼んでくれていたのに








翔人にとってはもう.....あたしは





‘お前’って存在なんだ.....。









翔人は何かを喋っていたけど

そんなの聞こえない....。





‘お前’って呼ばれたのが一番ショックで...。

胸が苦しくて...何も考えられなかった








「聞いてんのか?」




「えっ...あ、ゴメン。」
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