メモリーズ~I




右側にいる泰悠の手が
あたしの左頭を右側に押して



今は泰悠の心臓の辺りに頭がうずくまってる








「鼓動が速いね....。」





「華野だからだよ...。」





「そうなんだ....。」







あたしは反抗をする頭はなかった



だって....誰かの助けを求めていたから





一番の助けは翔人だけど....



今は....泰悠しかいないよ。









「いつでも...俺の胸かすよ


だから....泣きたかったら 俺の胸で泣け。」
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