メモリーズ~I



「ありがとう.....泰悠。」





でもね....泰悠の胸に頼るのは
これ以上できないよ。



‘もうこれで頼るのはおしまい’







別の人の愛しさを求めるあたしに
泰悠の温かい胸をかすって
言ってくれて....ほんとにありがとう








「......最後に、ありがとう。」




「最後なんてねぇ~よ。」





「...ははっ、そうかな?」




「いつでも俺はフリーだから...。」




「自由だからこそ もっと周りをみて
いい子探さなきゃ~。」



「そんなん もういるって。」




「えっ...?」












「俺の胸を加速させてるから...。」
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