メモリーズ~I
「なんで.....
なんで.........華野を幸せにすることが出来ないんだよ。」
「え.....?」
「俺......華野を笑顔にしてやれないまま
華野を離すなんて.....カッコ悪るりぃ~。」
泣きながら空の上を見て話す泰悠
「最後で華野を苦しめた......。」
泰悠の手が胸の中にうずくまってる
あたしの後頭部に置かれてて
上を見ることが出来ないけど
目を見なくても 表情をみなくても
伝わってくる 泰悠の想い
あたしは.......もう独りぼっちかと思ってたよ