メモリーズ~I
隣をむくと すぐ前にある泰悠の顔
爽やかな印象の泰悠は
いまは 甘えた少年のような表情をしてる
「今日で....学校も終わりか。」
泰悠は弱弱しい声で喋ってくる
「外国とかに行くわけじゃないから
また......会えるよ。」
「その時は......俺が華野を
絶対に幸せにさせてみせる。」
「ハハはっ、小さい夢だね。」
「小さい?」
「うん。」
「........未来に行きたいくらい
デッカイ夢なんだけど。」
泰悠 あんなに優しいあなたに
惚れないあたしって.....バカだよね。
ホント、バカだよ。