メモリーズ~I












「............ダメ だよ。」








そう.....ダメ。


泰悠といたら 頼ってばっかになるし

泰悠といたら 逃げてしまう自分がいる事




泰悠は傷ついたあたしを癒してくれる
そんな人。



ホントに今までのあたしに必要な人だったよ






でもね......人って逃げてばかりじゃ強くならないよ


泰悠もわかるでしょ?




そばにいて 胸が高鳴ることだってあったし

心が泰悠によって 揺れた事があった






それは.......友達として あたしを心配してくれてる
泰悠がいたから

それは.......泣く場所のないあたしを助けた泰悠に


心から 感謝してるって気付いた








あたしの心は......翔人のことで
いっぱいで 忘れられない
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