メモリーズ~I
家のドアがいつもより重く感じる
「....ただいま。」
奥から走ってくる音が聞こえる
「お姉ちゃん.....やっとお帰り。」
純は少し天然だ
「やっとお帰りって.....それ日本語?」
「えへへっー///。」
おかしくて 変な笑みがこぼれる
「.......疲れてたら眠っていいよ?
お風呂は明日入ればいいし。」
「純、かっこいいじゃん。」
「お姉ちゃんの弟ですから~。」
「ありがとね....。」
純の頭をなでると 無邪気に笑う
そんな純が.......世界一大切な 大好きな ‘あたしだけの弟’