メモリーズ~I





.......30分経っても 泰悠は戻ってこない







「華野....もう誰もこないでしょ

ほら行くわよ....飛行機におくれるじゃない。」





「うん......もう少しだけ待って。」




「もうずいぶん待ってるじゃない.....。」




「もうすこしだけ......お願い。」









あたしは.....必死にお母さんを
引き止めてた







「華野姉ちゃん.....誰かくるの?」





「うん.....泰悠が待っててって言ったから。」





「遅いね.....泰悠兄ちゃん。」






「........うん、そだね。」






貧乏ゆすりしている足が  あたしの焦りを出している
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