メモリーズ~I



俊哉は優しいね。
あたしは、俊哉が悲しむことをした。
俊哉を泣かすことまでしたのに・・・・。



そんな俊哉をもっと
好きになっていく。

違う俊哉もみれて。
どんどん 「好き」って想いが
膨らんでく。




   だから、どんどん
 悲しみも不安も増えてゆく。




「うん。わかった!」


でも、好き同士でも
一生傍にいれるかな?

俊哉は一生。隣にいてくれる?
俊哉はあたしの全部を受け止める?


俊哉は・・・・・・
好きって想い変わらないで
いてくれる・・・?




「じゃあ、ばいばいなッ。」



「うん。またいつかね。」



 想いのつのってゆくあたしは
俊哉にばいばいをする。




   お母さんが元気になるまで。


それまで・・の、 ばいばい。





  俊哉を玄関まで見送って
あたしは また近所のおばさんの
家に 戻った。
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