メモリーズ~I
201・・・
202・・・・
「203ッ あった。」
あたしはノックする。
「は~い。」
懐かしい声・・・。
あたしの大好きな お母さんの声。
あたしはゆっくり ドアをあける。
「ッーーーーーーー。」
あたしは ドアの前に立ち止まった。
目を開けたお母さん。
笑顔のお母さんが・・・。
優しい瞳のおかあさんが。
元気な姿で いてくれた。
「華野・・・・・。
きてくれたのね。」
ッーーーーーー。
ギュっーーー。
「おかあさん。よかった~」
走りだした足は お母さんの元へ
すぐに駆け出した。
そして 手は 大好きなお母さんの背中に
回った。