メモリーズ~I
久しぶりの学校は、時が過ぎるのが早く感じた。
~放課後~
「もう、帰るのか・・・。」
あたしは一人、教室で机にもたれてつぶやいた。
「ばーかッ。」
あたしは後ろを振り向いた。
そこには、ドアにもたれた俊哉。
「俊哉。」
「よッ!
今日は、放課後の初対面かー」
「ごめん。クラスの皆と久々で、
・・・・・・・忘れてた。」
「まあ、優しい彼氏が許すッ。」
「なにそれッー。」
「優しいから、華野のこと
許すって言ってんの。」
「ばーか。許してほしいなんて
言ってないよ。」
「顔が許してほしいって
言ってるぞ~」
「あほ俊哉。幼すぎて
ついていけな~い」
あたし達は、放課後の初対面を終えて、一緒に校門をでた。