メモリーズ~I
「あれ、・・・・ない?」
どこいったーーーーー。
あたしの香水・・・・。
「あ、前に使いきったんだっけ?」
それを思い出した。
最後は香水できめるのに・・・・。
そばを通ったお母さんから、
あたしの香水に似た香りがただよった。
「あぁ!お母さんの香水。」
あたしはお母さんの部屋に行った。
香水・・・・・・香水・・・・・。
どこだーーー?
部屋の隅々までさがした。
たなの上に手を伸ばすと、
ダダダダダダダダダダッー。
あたしはバランスを崩した。