メモリーズ~I



「・・・・・・・。」



「華野。あの日、お母さんとなんか
あったのか?」





「なんも無かったよ。」




「じゃ、なんで泣きながら家を飛び出した?」




「それは、・・・・」



「それは?」




「俊哉に言う事じゃないよ。」




「そっか。」




「ごめん。あと
約束のこともごめん。
そして 傍にいてくれて
ありがとう。」




お母さんとだけの話だけでも
自分とお母さんで解決できる。

だから、今回は誰にも頼らないことにしたの。



俊哉。



病室をでて行く俊哉に・・・・。



「ありがとう」
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