メモリーズ~I
「今日だけって・・・・。」
「ずーっと心配してた。
けど、俊哉くんが大丈夫って言ってたから
安心した。」
「俊哉の言葉だけで安心しないでよ~」
「どうして?」
「あたしが、目を覚ましてなかったら。
どうするのよ~」
「ああ~アハハ。そこまで
頭がー。ごめん、」
「もう!ばか美沙」
「それよりさ、このギブス
いつまで 足につけてるの?
華野がつけると 面白くみえる。アハハは」
「笑わないでよ。
こっちも あんなもん 勘弁してって
かんじなのに・・・
仕方ないじゃん」
「ちゃ~んと
足は治して学校に カモ~ン ね」
「はいはい。
治してからいきますよ。」
「ついでに頭もねッ!」
「頭は大丈夫!
美沙より大丈夫。」
「べ~だ。
じゃあ、帰るね。
華野をお願いします。」
美沙は傍にいた俊哉に頭をさげて
病室をでていった。