メモリーズ~I
「いった~~い」
顔が・・・・・顔が・・・・いた~い。
おでこが・・・・痛いよ~。
「ぷははッ、アハハ八ハッ」
俊哉が笑いながら横にやってきた。
「なんで笑ってるのよ!」
「だってさ、登校中に電柱にぶつかる人って
初めてみたからさッ!面白くてッ、ぷぅッ、アハハは」
「笑わないでよ~痛いんだから~」
「さすが華野、こんなの
華野くらいしか いないよな。」
「もう!ばか俊哉。」
「でもさ、なんで落ち込んでたの?
なんかショッキングなことあったのか?」
「ばか俊哉のせいで、門限がついた」
「へ? 俺のせいって・・・
またなんで?」
「お母さんに 俊哉との仲を教えろって
言われて、」
「言えばいいじゃん!!」
「恥ずかしいよッ/////そんな」