メモリーズ~I
「じゃあ、話を聞かせてもらいましょうか?」
「はい。
あの、僕は・・・・
華野さんとお付き合いさせてもらっている
小枝工 俊哉といいます。
華野さんと同じ2年生です。」
「つまり・・・華野の彼氏さんって事ね?」
「は、はい!!
報告をしにきま・・・した。」
「華野が門限のこと言ったの?」
「あ、はい。それもありますね」
「華野のお父さんのことは聞いてる?」
「あ、え・・・。華野のお父さんのこと・・ですか?
いえ。まだ・・・。」
「この子は、お父さんがいないの。
この子が小さい頃に亡くなってね。
だから、男の温もりってものを
わからないまま 今まで育ってきたの。
俊哉くん。あなたが
華野に男の温もりを
教えてあげてね?」
「//////////は、ははははい!!」
「////」
お母さん!変なこといわないでよ~。
こっちは 恥ずかしくて・・・・
顔も上げられないよ・・・・・。
「ばかお母さん////
もういいでしょ。俊哉も
帰る時間だし、話はもう終わり。
行くよ!俊哉。」
あたしは、俊哉の手を引っ張って
玄関を出た。