メモリーズ~I


「もっと意味わかんないよ」



あたしは、急に怒った俊哉に 苛立ちを隠せなかった。


だって、俊哉の怒る理由さえ
俊哉は教えてくれない。

あたしだって 理解しようって
したけど・・・・こんなんじゃ、理解だって出来ないよ。





~教室~



「なんで怒るのよ!!」



イライラオーラを出てるのか
誰もあたしに近づこうとしない。




でも美沙はあたしの元にきて。



「朝の喧嘩・・・・ご苦労さん。」



「美沙ッ。もう、俊哉意味がわからん」



「なんかあったの?」



「朝いきなり電話してきては
登校中に一人だけ怒るし。
怒る理由を聞いても教えてくれないし。

理解しようとあたしは必死なのに
一人だけずっと怒って・・・・
俊哉の考えてることまったく
理解ができないよ。」



「うう・・・・・そうゆうことね・・・。
そんなことよくあるよ。
だから 時間がなんとかしてくれるんじゃん?」



「ね~今日ってさ 特別な日なの?」


「え?今日特に いい日ではないよ・・・。
なんで?」



「俊哉に 特別な日って言われて
あたしは それが分からないから 聞いたら
それで 喧嘩になった。」
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