メモリーズ~I


~屋上~




「朝は・・・・・ごめん。

 あたし俊哉の誕生日って事忘れてて。

 教室についてから やっと思いだした。」



「忘れてたって・・・・・悲しい。」




「ごめん。本当に。」




「じゃあ、許す変わりに俺が今、やりたい事
やっていい?」



「やりたいこと?
それをやったら あたしを許してくれる?」



「うん。」




「そんなことだけでいいの?」




「これだけでいい。
でも、そっから一歩も動くなよ?」



「それでいいなら・・・・・」




そういうと俊哉はどんどん近づいてきた。



距離がどんどん縮まっていく・・・・・そして



俊哉とあたしの距離 1cmもない。
くっつき状態。



あたしはドキドキしてる・・・。




「華野。  顔あげて?」
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