メモリーズ~I



「チョコ買うお金がないんだ~
だからッー。」



「俺がチョコを買ってでも
華野に作らせてやる」



・・・・ジョークで言ったつもりの会話を
俊哉は本気にして話してる。




「ジョークだよ、ジョーク。」



「へ?」



「今のお金がないってのは
ジョークだよ。ばかだな~俊哉。」




「明日、チョコ待ってるからな!!!
超ー美味しく作ってこいよ。」




「はいはい!!」




「じゃ、またな華野。」



「うん、ばいばい。」




家に入って 台所をみると
荷物が多かった。



「チョコじゃん!!!」




「あ~華野おかえり。
チョコ置いといたから、頑張って作りなさい。」



「お母さん、まぢサンキュ~」





☆ ☆ ☆



何時間もかけて やっと・・・・やっと。
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