メモリーズ~I
「出来た~~~~」
終わった・・・・・。
「うん!いい感じじゃん」
「どれどれ?
まあまぁね~」
お母さんが言った。
「なにそれ~」
「お母さんのほうが上手よ~」
「いや!あたしのほうがお母さんより上手。」
「これ、俊哉くんによね?」
「当たり前でしょ~
他にあげる人いないよ・・・」
「友チョコってのは?」
「美沙?美沙は後でも大丈夫」
「そう~?お母さんだったら
今日で作っちゃウンだけどな~」
「お母さんは、お母さんで
あたしは、あたしなりの
やり方ってのがあるんだから
何でも一緒にしないでよ~」
「はいはい。」
「じゃあ、包むの手伝ってくれる?
お願いお母さん。」