君・恋・スマイル~初恋~
「優真っ、どう?」

当の真衣は凜じゃない、違うやつを見てるけど。

「うん。いんじゃね?いつもと髪型違うからあってる。」

「そ、そうかな・・・?」

本当、わかりやすい。

さっきとは違い、顔を真っ赤にした、照れ笑い。

「っ!」

凜はそんな真衣を、じーっと見ている。

「あっ!」

優真に褒められ、ぼーっとしていた真衣はバランスを崩す。

凜の顔つきは急に真剣になり、真衣の腕を引っ張って、受け止めた。

「本当危ない!ぼーっとしすぎだしっ・・・。」

「ありがとう・・・。けどなんでそんな機嫌悪いのよっ!」

「・・・・・っ。」

2人の掛け合いをみたりまりは俯く。

オレはそんな彼女の手をとり、連れ去った。

「えっ、ちょっと・・・。」
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