君・恋・スマイル~初恋~
「いや、その通りだろ。」

「な、なんだよ。智まで・・・。」

全く。

ひでーやつらだよ。

でも、こういうとき真っ先に反論するあいつが・・・

「・・・・・。」

黙りこくって下を向いてる。

わけは・・・だいたいわかる。

真衣だって、片思い、だから・・・。

「・・・・。ま、真衣ちゃん?大丈夫?元気?」

思音があわてて声をかけても・・・。

「えっ、あっ、うん!大丈夫だよー。ごめん、ぼーっとしてて。」

「そうか。危ないからちゃんと前見とけよ。」

優真がにこっと笑って真衣の頭をなでる。

瞬間、嬉しそうに顔を赤らめる真衣。

・・・・なんなんだよ、むかつく。
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