君・恋・スマイル~初恋~
「・・・・。」

智がだまりこくってしまう。

「私がかわいいって・・・。な、何言ってるのよっ!」

智の発した言葉の意味が全然わかんなくて、パニック状態・・・。

「思音がいるじゃん。思音は頭もいいし、かわいいし、料理もできるし。」

思音のいいところなら、いっぱいでてくるもん。

私のいいところなんて、全然わかんないけど・・・。

「それに、守ってあげたくなるような女の子じゃない!まるでお姫様みたいな・・・。」

そうよ。

あんなにかわいい子が近くにいるじゃないの。

「確かに思音はかわいいよ。」

智が口を開く。

「ほら、ね?やっぱり・・」

「けど・・・オレはだれよりもお前が一番かわいく見えるんだよっ。」
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