君・恋・スマイル~初恋~
「えっ?」

優真は変な声を出した後、黙ってしまった。

優真は思音が凜くんの話をすると黙ってしまう。

いつもそうだ。

どうしてなのかな?

思音のこと、嫌い・・・?

思音の恋を応援してくれないの?

「・・・・。」

思音がいろいろ悩んでいると、ついに優真の口が開いた。

「それは違うと思うよ。」

「えっ?

「きっと凜が真衣を好きなのは真衣は真衣であって他の誰でもないから・・・。」

真衣ちゃんは、真衣ちゃん・・・?

「もし、体が真衣でも中身が思音なら両想いには・・・。」

申し訳なさそうに、優真は口を閉じてしまった。
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