君・恋・スマイル~初恋~
智の言葉に私はあわてて反論する。

「なっ、なんでよ。私にとりえなんか一つもないのに。」

そうよ。

私はフツウの女の子。

智が好きになる要素なんてない。

「確かにそうかもしれない。」

ほら。

やっぱりそうじゃない。

「でもな、オレの中ではお前が永遠に一番なんだよ。」

「嘘っ。私が?」

「お前の他はなんでもない。オレの目にはお前しか映ってない。」

智・・・。

私のことこんなに思ってくれてたんだね・・・。
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