君・恋・スマイル~初恋~
「そんな顔されたらオレ・・・。」

凜の声。

やっぱり悲しそうだよ。

私がかなしいの、わかってくれたの?

それで・・・悲しいの?

私は凜の手に自分の手を重ねた。

きっと凜は1人じゃないって・・・

私に伝えてくれてるんだよね・・・?

だから、ぬくもりをくれてるんだよね・・・?

・・・幼なじみとして。

「ありがと。少し元気でたよ。」

それと、もう一個伝えることがある。

「でも、こういうことは駄目。凜は幼なじみとしてやさしくしてくれてるけど、誤解されちゃうもん。」

凜を好きな子いっぱいいるみたいだしね。
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