君・恋・スマイル~初恋~
「笑えるわけないじゃん・・・。」

声がふるえる。

「私なんか消えちゃえばいいのに!」

今までこんなこと叫んだことあったかな。

自分の声じゃないみたいだった。

でも、それ以上に、自分が嫌いでしょうがないから・・・!

「バカ‼」

「っ!?」

さっきの私よりも大きな凜の声。

凜のこんな怒った声聞いたことない・・・。

でも・・・なんで怒るのよ。

凜がいけないんだよ。

凜が私にやさしくするからっ・・・。

「真衣が消えたらオレはどうすればいいの?」

「っ。そんなの、知らないっ・・・‼」

「あんまりオレを悲しませんなよ・・・・。」

想像してなかった言葉が耳に入り、私の頭はパニック。

何が何だかわかんなかった・・・。
< 303 / 393 >

この作品をシェア

pagetop