君・恋・スマイル～初恋～

凜のほうを振り向くと、その瞳は私をやさしいまなざしで見つめている・・・。



・・・わかった。

今、私の後ろにいるこいつは私をすごく大切に思ってくれていたっていうこと。




「泣いていいよ。真衣の涙をぬぐうのはオレの仕事だから。」



凜は、私を抱きしめたまま、にっこり笑った。




「バ・・・バカぁッ・・・ふぇっ・・・うぅ・・うわぁぁぁん！」




あぁ、私最近泣きすぎだなんて思いながら・・・。