君・恋・スマイル~初恋~
「バスケが好きならバスケ選手になればいいじゃん。」

「それは無理。」

「なんで?凜、うまいじゃん。」

「そんな褒められると照れるんだけどー」

「アホ。」

わかってないなー。

オレがバスケ選手になりたくないのは真衣が理由なのに。

「そんで。なんでなの?」

「そーいうの目指す人ってアメリカ行くらしー。」

「アメリカいーじゃん。私行きたい。」

「やっぱわかってねー。」

真衣は、少し怒ってそっぽを向いた。

「・・・大事な人から離れるなんてオレは無理だな。」

「・・・・何それ。」

「え」

「凜らしくて超いい!」

「あ・・・」

オレは思わず声をだす。だって・・・
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