【短編】Little Kiss Magic 2~秘密と嫉妬~
「綺麗ね…。」
「うん。ここはお気に入りの場所なんだ。」
「お気に入りって…そう言えば去年ここで見かけたのは入学してそんなに経っていない頃だったわよね。ここには上級生でさえ余り来ないし、知っている人は少ないでしょう?良くこんな場所を知っていたわね。」
「ん…まぁね。でも香織だってあの時ここで寝ている僕を見つけたって事は知っていたんじゃないのか?」
「ううん、あたしのは単なる偶然。…っていうか…。」
「もしかして…迷子になってたとか?」
……図星…です。
まだ入学して間もない上に、もともとの超が付く方向音痴が手伝って校舎を彷徨(さまよ)っているうちにたどり着いたのがここだったのよね。
恥ずかしくて視線を逸らしたあたしをクスクスと笑いながら髪をかき上げて覗き込んでくる。
眼鏡の無い彼の瞳には複雑な顔をしたあたしが映っていた。
あたしの大好きな廉君の瞳。
その瞳に映るのは…こんな迷いのあるあたしの顔ではいけないのに…。
ズキ……ン
胸が締め付けられるように痛くなった。
「うん。ここはお気に入りの場所なんだ。」
「お気に入りって…そう言えば去年ここで見かけたのは入学してそんなに経っていない頃だったわよね。ここには上級生でさえ余り来ないし、知っている人は少ないでしょう?良くこんな場所を知っていたわね。」
「ん…まぁね。でも香織だってあの時ここで寝ている僕を見つけたって事は知っていたんじゃないのか?」
「ううん、あたしのは単なる偶然。…っていうか…。」
「もしかして…迷子になってたとか?」
……図星…です。
まだ入学して間もない上に、もともとの超が付く方向音痴が手伝って校舎を彷徨(さまよ)っているうちにたどり着いたのがここだったのよね。
恥ずかしくて視線を逸らしたあたしをクスクスと笑いながら髪をかき上げて覗き込んでくる。
眼鏡の無い彼の瞳には複雑な顔をしたあたしが映っていた。
あたしの大好きな廉君の瞳。
その瞳に映るのは…こんな迷いのあるあたしの顔ではいけないのに…。
ズキ……ン
胸が締め付けられるように痛くなった。