【短編】Little Kiss Magic 2~秘密と嫉妬~
「もうすぐ1年になるんだね。」
眩しいものを見る様に少し細めた瞳で見つめられてぼうっとしていたあたしはその台詞で現実に引き戻された。
「え…なに?」
「いや、もうすぐ僕たちのファーストキスから1年になるなって思って。」
その台詞に、あの日思わず寝ている彼にキスしてしまったことを思い出し、頬が熱くなった。
「…っ、やだ。何を言い出すのよ、いきなり。」
「だって香織に僕のファーストキス奪われちゃったしね。」
「もう…恥ずかしいわよ。どうしてそういう事言うかな?あたしだって初めてだったのよ。でも、気がついたらもう触れていて…自分でも信じられなかったんだから。んもう、この話止めよう?」
「クスクス…わかったよ。でも、僕はあれが現実かどうかさえわからなかったからね。あの時香織がどんな顔していたのかなって気になってさ。」
「…っ!悪趣味。」
「クス…そう?でも見てみたいな。もう一度あのときみたいにしてくれる?ここに寝ているからさ。」
「イヤ。」
「即答?…じゃあ僕がしてあげる。」
「なっ…いいわよ。そんなことしなくても。」
「遠慮しないで、ほらっここに一緒に寝てごらんよ。」
「え…あ、きゃっ!」
いきなり腕を引寄せられ胸に倒れこむようになったあたしを彼はキュッと抱きしめた。
「危ないじゃない、もうっ!」
「あははっ、ごめんごめん。驚いた?でもほら…上見て。」
「う…わぁ…」
眩しいものを見る様に少し細めた瞳で見つめられてぼうっとしていたあたしはその台詞で現実に引き戻された。
「え…なに?」
「いや、もうすぐ僕たちのファーストキスから1年になるなって思って。」
その台詞に、あの日思わず寝ている彼にキスしてしまったことを思い出し、頬が熱くなった。
「…っ、やだ。何を言い出すのよ、いきなり。」
「だって香織に僕のファーストキス奪われちゃったしね。」
「もう…恥ずかしいわよ。どうしてそういう事言うかな?あたしだって初めてだったのよ。でも、気がついたらもう触れていて…自分でも信じられなかったんだから。んもう、この話止めよう?」
「クスクス…わかったよ。でも、僕はあれが現実かどうかさえわからなかったからね。あの時香織がどんな顔していたのかなって気になってさ。」
「…っ!悪趣味。」
「クス…そう?でも見てみたいな。もう一度あのときみたいにしてくれる?ここに寝ているからさ。」
「イヤ。」
「即答?…じゃあ僕がしてあげる。」
「なっ…いいわよ。そんなことしなくても。」
「遠慮しないで、ほらっここに一緒に寝てごらんよ。」
「え…あ、きゃっ!」
いきなり腕を引寄せられ胸に倒れこむようになったあたしを彼はキュッと抱きしめた。
「危ないじゃない、もうっ!」
「あははっ、ごめんごめん。驚いた?でもほら…上見て。」
「う…わぁ…」