夢を正夢にする夢
ふと、楠木の手のひらが、私の頭の上に置かれる。
そそそそそそそ…
それは…もしかして。
ナデナデですか?楠木サマっっっ
「でも、巻き込んだ事には、変わりないからさ。悪かった」
楠木は、私の頭に手を置いたまま…
?乗っけたまま…
??どちかと言うと、鷲掴みのようにも感じるけど…
・・・あらっ
楠木って、手が大きかったのね…w
じゃなくて、楠木は私の頭に手を置いたまま、申し訳なさそうな、優しい表情を見せてくれた。
「いいよ。きっと、やるとなったら、響加はやる気満々だと思うわよ?」
そう、やる気満々になると思うわ。
そう・・・
響加の性格なら…
むしろ、殺る気満々な…
そんな、感じ?(笑)
「いや…彼女の振りなんて、悪かった…」
ドキっ★★
なんで…?
私は、嫌じゃないけどさ…
もしかして…
楠木も、火野上に振り回されただけで・・・
本当は、嫌なの・・・かな?
なんだか、いきなり切なくなってきちゃって…
私は、楠木の顔も見れないし、答えも出来なかった。
「・・・・・」
「・・・・・」