君のすべてを
いつかの僕ら
2ヶ月前、自分でも信じたくない出来事が起きた


明け方、5時30

なんとなく、目が覚めてしまい いつもより早い学校の準備を始めた。


そして、いつものように鳴るケータイ。

差出人は透也からだった。

『はよ、今日は何時に迎え行こうか?』

こんなメールの内容でも心が暖かくなる

『おはよ、私は準備できてるからいつでもいいよ(笑』



透也と私は恋人ってやつで、まだ1年しか経ってない。

1人、家庭の事で苦しんでる私に、手を差し伸べてくれたのが透也だった。

「ずっと傍にいるよ」

その言葉を信じて良かったと思う。


すると、メールをしていた私に、1番嫌いな 母が
「早くご飯食べなさいよ。いつまでダラダラするつもり?」

こんな普通の会話でも、一言余計な母の発言に腹が立つ。

「いちいちうるさいなぁ」

そんな私でも反発してみたりする。まぁ当然の結果、頬をビンタされた。
反発したりしたら、いつもそうで
暴力を振われる私には精神的にも限界だったのかもしれない。


登校中、透也は
「反発なんかするからだw」と
笑って私の頬を撫でてくれた。

「だって、腹が立ったから…」

「顔に痕がつくだけだろ」

「そうだけど…」


すると、透也は笑って私の頭を優しく撫でた。










-こんな日がいつまでも続くって信じてた自分に腹が立つ
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