【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
なんか、合唱祭よりずーっと盛り上がった気がするカゲのライブも終盤。
「じゃあ、次は日本のバンドの曲行くね!…あ、それで、今回はこんな楽器が登場しまーす!」
カゲがニコニコしながら出したのは、バイオリン…みたいな、機械?
「これは電子バイオリンっていうんだけど、まあ、アンプに繋ぐバイオリン。っても、弾くのは俺じゃないのよ。弾けないし。」
その言葉に、どこからか「じゃあ誰が弾くのー?」と質問が飛ぶ。
カゲはその質問に更にニッコリ笑うと、私達の席の方を見た。
「ってわけだから、マッキー!お願いっ!」
皆がカゲの視線をなぞるように、キヨちゃんを見た。
「じゃあ、次は日本のバンドの曲行くね!…あ、それで、今回はこんな楽器が登場しまーす!」
カゲがニコニコしながら出したのは、バイオリン…みたいな、機械?
「これは電子バイオリンっていうんだけど、まあ、アンプに繋ぐバイオリン。っても、弾くのは俺じゃないのよ。弾けないし。」
その言葉に、どこからか「じゃあ誰が弾くのー?」と質問が飛ぶ。
カゲはその質問に更にニッコリ笑うと、私達の席の方を見た。
「ってわけだから、マッキー!お願いっ!」
皆がカゲの視線をなぞるように、キヨちゃんを見た。