【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「あの、支倉さん。旭。」
教室の隅っこにいた私達。その私達に意外な人が近づいてきた。
「里奈…なんか、用?」
大事に至らなかったとはいえ、酷いことをされた旭は、小町里奈の姿に眉を寄せる。
小町里奈は、ごく、と唾を飲み込むとこう発した。
「許してとは言わない。けど…ごめんなさい。」
「はあ!?あんた、よくもぬけぬけと…。」
旭はキツイ一言を言おうとする。それが分かったから、私は旭の口を押さえた。
教室の隅っこにいた私達。その私達に意外な人が近づいてきた。
「里奈…なんか、用?」
大事に至らなかったとはいえ、酷いことをされた旭は、小町里奈の姿に眉を寄せる。
小町里奈は、ごく、と唾を飲み込むとこう発した。
「許してとは言わない。けど…ごめんなさい。」
「はあ!?あんた、よくもぬけぬけと…。」
旭はキツイ一言を言おうとする。それが分かったから、私は旭の口を押さえた。