【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「あのー、これって告白ってやつでしょうか?」



「へっ!?…はははっ!ホントに面白いねー!支倉さん。」



いやいや風間先輩。笑い事じゃないです。



私、15歳にして生まれて初めて告白されてしまったみたい。



しかも相手は、確実にモテるだろう爽やか生徒会長に。



「もしかして、あの…えーっと、一緒にいたイケメンかいつも一緒の石葉君と付き合ってる?」



「え!?いや、キヨちゃんもカゲもそういう関係じゃ…!」



私が慌てて否定すると、風間先輩はニッコリと笑う。



「じゃあ、俺の告白、ちょっとだけ考えてみてよ。じゃあね。」



「え…ちょっ!」



先輩は言うだけ言うと、颯爽とその場を去ってしまった。
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