【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
恋は、人を強くなんかしないんだよ…。



「そんなこと、余計なお世話だよっ…!」



キヨちゃんは全然悪くないのに、思わず強く言ってしまう。



そして、キヨちゃんを残して私は駆け足でうちまで帰った。



「キヨちゃんの…馬鹿っ!ニブチン!」



私の勝手な片想いだけど、それでもなんかムカムカしてしまう。



と、同時に、私はこんなにもキヨちゃんのことが好きになっていたんだと自覚してしまう。



風間先輩はいい人だと思うけど…やっぱり、私にはキヨちゃんしかいないんだ。
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