【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
二人の姿が見えなくなり、家に戻ろうと90度右に回ったけど、私の身体は誰かの手で更に90度右に回された。



「うわあ!キヨちゃん、帰ってなかったの?」



「うん。ずっと、いた。」



ぜ…全然気付かなかった。キヨちゃんって忍者の末裔か何か!?



呆気に取られた私を見て微かにキヨちゃんが表情を和らげると、まるで西洋の王子様みたいに右足で立て膝を突いた。



「ちょ!?へっ!?何なになななな!?」



そして、何をするのかと思ったら、私の右足掴み、サンダルを脱がせて地面に突いてない左足に乗せた。
< 182 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop