【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「………ん。」
次に目が覚め、一番初めに見たのは良く分からない白い天井だった。
「み…美和っ!先生!美和が目を覚ましました!」
私が目が覚めたことに気付いたお母さんは、ボロボロと泣きながらその白い部屋から出て行った。
お母さん、騒がしいな。と言いたくてもなんだか言葉が上手く出なくて、体も動かない。
意識はしっかりしてるのに、こんなことってミラクルじゃね?しかもここどこよ。ってか、鼻になんか変なもん入っててむずむずするんですが。