【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「蜜柑さんを悪い方に変えたのは周りの環境だ。マッキーだけのせいじゃない。あんた達、蜜柑さんに何かしてあげたの?」
「くっ…黙れ!眞木が蜜柑に会いに行かなきゃ、あんなことにはなんなかっただろうが!」
向こう側の意見に言葉も出ない。もちろん、呆れてだ。
だって『でこぽん』さんの異変に気付けなかった罪悪感を消すために、キヨちゃんに罪をなすりつけてるようにしか見えないもん。
私はゆっくりカゲの隣に向かい、肩を掴んでいるその手の手首を掴む。
「私がその事件で轢かれた女の子ですが?死んでないですけど?」
出来るだけドスの利いた声で言う。相手は一瞬怯んだ。
「くっ…黙れ!眞木が蜜柑に会いに行かなきゃ、あんなことにはなんなかっただろうが!」
向こう側の意見に言葉も出ない。もちろん、呆れてだ。
だって『でこぽん』さんの異変に気付けなかった罪悪感を消すために、キヨちゃんに罪をなすりつけてるようにしか見えないもん。
私はゆっくりカゲの隣に向かい、肩を掴んでいるその手の手首を掴む。
「私がその事件で轢かれた女の子ですが?死んでないですけど?」
出来るだけドスの利いた声で言う。相手は一瞬怯んだ。