【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「マッキー遅いねー。寝坊かな?」
「多分ね。新学期早々、キヨちゃんらしいや。」
普通は新学期くらい早く来るもんだけど、マイペースなところがキヨちゃんらしい。
「はーい、席につけー。」
担任のその声に、皆慣れたように席につく。
名簿準に呼ばれる。男子の最後のキヨちゃんと、女子の最後の私はもちろん、窓際の一番後ろの席。
「眞木…はあ、今年も遅刻かあいつは。」
先生の溜息にクラスメイトが笑う、調度そのタイミングを見計らったかのように、教室の後ろのドアが開いた。
「多分ね。新学期早々、キヨちゃんらしいや。」
普通は新学期くらい早く来るもんだけど、マイペースなところがキヨちゃんらしい。
「はーい、席につけー。」
担任のその声に、皆慣れたように席につく。
名簿準に呼ばれる。男子の最後のキヨちゃんと、女子の最後の私はもちろん、窓際の一番後ろの席。
「眞木…はあ、今年も遅刻かあいつは。」
先生の溜息にクラスメイトが笑う、調度そのタイミングを見計らったかのように、教室の後ろのドアが開いた。