【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
つまらない始業式をダラダラ過ごし、担任の話を適当に聞き流し、今日が終わる。
私達4人は、何となくだけど、帰るでもなく第三音楽室に集まっていた。
「そういえば、朝の話の続きなんだけど、カゲの家であった泣きそうなことって何?」
髪型に飽きたとか言って、春休み中にショートボブに変わったカゲが、パッツンの前髪を触りながら私を見る。
「ああ、実はさー、妹が、何故かこの辺で有名な不良の学校に今日から入学しちゃったんだよ…どうする?不良に気に入られて食べられたら!」
「大丈夫よ。影虎の妹、キックボクシングしてた時期があるんでしょ?」
どうやらカゲは、妹さんの進学先でのことが気になるらしい。
なんでその学校に行くことになっちゃったんだろう。
私達4人は、何となくだけど、帰るでもなく第三音楽室に集まっていた。
「そういえば、朝の話の続きなんだけど、カゲの家であった泣きそうなことって何?」
髪型に飽きたとか言って、春休み中にショートボブに変わったカゲが、パッツンの前髪を触りながら私を見る。
「ああ、実はさー、妹が、何故かこの辺で有名な不良の学校に今日から入学しちゃったんだよ…どうする?不良に気に入られて食べられたら!」
「大丈夫よ。影虎の妹、キックボクシングしてた時期があるんでしょ?」
どうやらカゲは、妹さんの進学先でのことが気になるらしい。
なんでその学校に行くことになっちゃったんだろう。