【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
っていうか、カゲの誕生日も覚えとかなきゃ。ワンピースもらったし。



後で旭に聞いとこうと思っていると、キヨちゃんがさらりと爆弾発言をした。



「あ………今日、だ。」



「え…え……えええええ!?」



すっかり忘れてたらしいキヨちゃんに、私はがっくりしてしまう。



もっと事前にリサーチしてたら、ちゃんと誕生日のプレゼント用意してたのにー!



「ははは…マッキー、そういうことは早く言わなきゃ、準備出来ないじゃん。まあ、とにかくおめでとう。」



「あり、がと。かじあさ。」



旭は引き攣った笑顔で笑いながらお祝いを言うが、キヨちゃんは嬉しそうに目を細めた。
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